プロフェッショナル仕事の流儀・バスガイドさん

今日の「プロフェッショナル仕事の流儀」は思わず涙が出た。

途中からしか見れなかったのだけれど、私が見た場面はちょうど沖縄のおばあから

戦争時の話をバスガイドさんたちが聞いているところだった。

おばあの話が、自分の身を切られるほどのつらいものだったので、バスガイドの方も

涙がこぼれていた。

「これが沖縄のははです。私たちもウチナーの母なので強く生きましょう」というようなこと

を言っていた。

その思いを、修学旅行生に伝えるところから、プロフェッショナルな仕事が始まる。

ハプニングも起こる。

体調不良の人が出て、その対応に追われていたら出発時間が遅れてしまったのだ。

そこから平和学習をするために、糸満市まで行くのだが、子どもたちは気持ちがだれてしまっている。

底から気持ちを盛り上げるために、「島人ぬ宝」をセイセイ!と歌い、それから

プロの仕事が始まる。

おばあが当時着ていたであろう服に着替え、ほっかむりをしおばあの口調で戦争時にこどもを

なくした話を始めたのだ。

子どもたちも胸に来るものがある様子。

そこから、目的地、沖縄の防空壕「ガマ」に到着し実際に入っていった。

ガマは私も見たことがあるが、本当に真っ暗で怖い。

そこに実際入った子どもたちの気持ちはどんなだっただろう?

涙ぐむ子もいれば、その子の背中をさすってやっている子もいる。

その後夜には、余興で島唄を歌い踊るバスガイドさん。最後はみなでカチャーシー

そして、お礼の校歌のプレゼント。

「感動をもらってしまった」と言っていたけど、これは心を込めて仕事をするという

気持ちを常に持っている仕事ぶりだから送られたものだと思う。

沖縄の糸満と聞いて、自分もTHE BOOMに影響を受け旅に来たことを思い出した。

ガジュマルの大きな木のしたが薄暗かったのがとても印象的だった。

ハイビスカスの花が真っ赤に咲いていたことも、不思議な気持ちだった。

沖縄には何度も旅行に行った。

ただ、自分で大人になってから行ったのと、中学生ぐらいで友だちと平和学習で

行くのとではまた感覚が違うのかもと思った。

仕事の流儀は、自分に突きつけられるものが多い。

差し出してくれることももっと多い。